固形(石鹸)タイプの洗顔料のメリット・デメリット

エイジングケア用の洗顔料でもっとも多いタイプが固形石鹸タイプです。もともと昔は石鹸で顔を洗うのが一般的でしたから、フォームタイプやジェルタイプなどさまざまな洗顔料がひと通り登場した後になってまた時代がひとまわりして戻ってきたともいえます。

固形石鹸は適度な洗浄力で乾燥を防ぐ

固形(石鹸)タイプの洗顔料のメリット・デメリット

この従来の固形石鹸のメリットが見直されるようになっている一方で従来の固形石鹸にはなかったメリットを備えた製品も増えています。

 

それだけに現代のスキンケア・エイジングケアで固形石鹸を洗顔料として使う場合にはどういったメリットが得られるのか、メリットを活かすためにはどういった注意点があるのかをしっかり把握しておくことが大事です。

 

とくに50代、60代はかつて使っていた洗顔石けんとの違いもよく見ておきたいところです。

 

最大のメリットは適度な洗浄力です。フォームタイプやジェルタイプは使い勝手がよく洗浄力に優れている一方で洗いすぎてしまう問題を抱えています。

 

泡立ちをよくするため、さらには製造コストを下げるために合成界面活性剤を使用している製品も多く、汚れを落とす洗浄力に優れている一方で肌に刺激をもたらしてしまうことが多いのです。

固形石鹸は手間とお金がかかる・・

固形(石鹸)タイプの洗顔料のメリット・デメリット

汚れどころか保湿とバリア機能を維持するための皮脂膜に必要な皮脂まで除去してしまうこともあります。

 

それに対して固形石鹸は適度な洗浄力で汚れを落としつつ必要な皮脂を残しやすいメリットを持っています。いつも洗顔後につっぱり感やカサつきが気になる方にとってはこの適度な洗浄力が非常に大きなメリットになるでしょう。

 

この適度な洗浄力に加えて低刺激を重視した特別な洗浄成分を配合した固形石鹸タイプの洗顔料も増えています。

 

クレイ(泥)や火山灰など天然由来の洗浄成分の中には粒子が非常に細かいうえに吸着力に優れたものが多く、指で肌を擦らなくても泡が汚れを吸着させて落とせるうえに毛穴の奥にまでしっかりと入り込んで詰まりの原因となる皮脂や角質を除去することができます。

 

こうした肌に負担をかけずに洗える点がエイジングケアに適しているのですが、一方で泡を立てるのに手間がかかる点、製造コストがかかる分価格が高くなってしまうデメリットもあります。

 

この点は「洗顔にどこまでお金と手間をかけられるか」で評価がわかれてくるでしょう。またチューブやポンプに入った洗顔料に比べて雑菌が付着しやすく、衛生的な環境での保管と使用が求められるのもデメリット(注意点)として挙げておくべきでしょう。

 

使い勝手の点では一歩落ちますが、肌に優しい点ではもっとも理想的なタイプです。

固形石鹸のメリット 固形石鹸のデメリット

・フォームタイプやジェルタイプに比べ適度な洗浄力
・必要な皮脂はしっかり残す
・低刺激を重視した洗浄成分を配合した製品も増えている

・泡立てるのに手間がかかる
・製造コストがかかる分価格が高め
・チューブタイプやポンプタイプに比べ保管が難しい

60代で使いたい洗顔料>>

フォームタイプの洗顔料のメリット・デメリット

フォームタイプは現在もっとも普及している洗顔料です。チューブに入っており、必要な量を手にとったうえで泡立て使用するのが特徴です。使い勝手の良さや価格の安さが評価され、世代を超えて広く利用されています。

フォームタイプは手軽さと価格が魅力

フォームタイプの洗顔料のメリット・デメリット

このタイプの最大のメリットはやはり使いやすい点でしょう。固形石鹸のように泡立てるのに時間と手間をかける必要がありませんし、使いたいときに必要な量を手にとって使うことができるので経済的です。

 

朝のあわただしい時間帯はとくにこのメリットが重宝します。

 

この量を調節しやすいメリットは洗っている途中にも発揮されます。途中で泡が少なくなってしまった場合やちょっと足りなかったと感じた場合にはその都度必要な分を足していけばよいのですから、常に洗い始めた当初と同じ状態で洗い続けることができるわけです。

 

安価なものが多くコストパフォーマンスに優れている点も魅力です。小さな石鹸ひとつに何千円も払えない、という方にとって1000円前後でも購入できるフォームタイプは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

 

しかも洗顔料の主流になっているだけあって近所にドラッグストアなどで手軽に購入することができますし、選択肢も多数あります。ネット通販限定でなければ購入できない、定期購入など面倒なしばりがつきまとうといったデメリットもありません。

フォームタイプは肌への負担に注意

フォームタイプの洗顔料のメリット・デメリット

有名ブランドが発売され、テレビCMなどでよく知られている製品が多いのもフォームタイプの特徴です。その分安心して購入できる、「このメーカーの製品なら大丈夫」と不安を感じずに試してみることができるといった面もメリットでしょう。

 

一方デメリットとしては肌への負担と刺激が挙げられます。洗浄力や泡立ちがよい製品は合成界面活性剤など肌に負担をかける恐れがある添加物を使用しているものが多く、手軽さのメリットがそのままデメリットになってしまっている面もあるのです。

 

気にならない人は問題ない一方、乾燥肌・敏感肌やニキビ肌など刺激に敏感な人が使用するとカサつきや肌荒れといったトラブルを引き起こしてしまう恐れがあります

 

とりわけ40代以上の年齢肌には負担が大きい面もあるので注意が必要です。固形石鹸と正反対に位置する面もあるため、どちらが向いているのかしっかりと検討して判断することも大事です。

 

フォームタイプといってもさまざまなタイプがあり、余計な添加物は使われていない製品や天然由来の洗浄成分を使用した製品なども増えています。従来のメリット・デメリットを踏まえつつ、製品ごとの特徴もよく踏まえたうえで選んでいく配慮も求められそうです。

フォームタイプ洗顔料のメリット フォームタイプ洗顔料のデメリット

・固形石鹸に比べ泡立てやすい
・安価な洗顔料が多い

・添加物を使用している製品も多い
・敏感肌は乾燥や肌荒れを引き起こす場合もある

パウダー(粉)タイプの洗顔料のメリット・デメリット

洗顔料の新しいタイプとして近年注目を集めているのがパウダー(粉)タイプです。園名前の通り粉末状をしており、自分で水を加えてよく混ぜて使うのが最大の特徴です。

パウダータイプは完全無添加も多い

パウダー(粉)タイプの洗顔料のメリット・デメリット

どうしてわざわざパウダー状にしているのか?その理由は従来の洗顔料、さらには化粧品全体が抱えていた添加物の問題と深くかかわっています。

 

年齢肌や乾燥肌がスキンケアを行う場合には肌に余計な負担をかけないよう、防腐剤や合成界面活性剤、合成香料、鉱物油などの添加物は避けたほうがよいとよく言われます。

 

しかし実際のところこうした添加物を一切使用せずに化粧品を作ることは難しく、なんらかの添加物が含まれているのが実情です。

 

製品の長持ちさせるための防腐剤、泡立ちをよくするための合成界面活性剤…従来のスキンケア製品は刺激を避けられない状態で使う必要があるわけです。

 

そんな問題を解決するひとつの選択肢として作り出されたのがパウダータイプの洗顔料です。水分を使っていないため品質を維持するために防腐剤などの添加物を使用する必要がなく、完全無添加の製品も少なくありません

 

余計なものを極力排除することで低刺激を実現しているのです。

パウダータイプは泡立てが大変

パウダー(粉)タイプの洗顔料のメリット・デメリット

50代、60代になるとどうしても肌のバリア機能が低下して刺激に敏感な状態になります。

 

毎日の洗顔の負担が肌へのダメージを蓄積させてしまうことも多いですし、その影響でカサつきやゴワつきなどの問題を抱えてしまうほか、刺激に敏感になりすぎて化粧水や美容液でのケアが難しくなってしまうといった問題も出てきます。

 

そんな状況でもパウダータイプの洗顔料なら最小限の刺激で洗うことができ、ダメージを修復させていくのに役立てることができます

 

こうして書くと年齢肌にピッタリの選択肢にも思えますが、このパウダータイプには大きなデメリットがあります。何しろ粉末の状態から泡立てて洗っていくことになるため非常に手間がかかるのです。

 

粉末を手にとって水を混ぜて泡立ていくだけでもひと作業。固形石鹸でも泡立てるのに手間がかかるといわれますが、このタイプはその比ではありません。

 

また泡立ちもあまりよくないので注意しないと指で肌を擦りながら洗ってしまいがちです。うまく泡立てたうえで摩擦の刺激を避けながら泡の力で洗っていく…慣れるまで使いにくさを痛感することになるでしょう。

 

このようにメリットとデメリットが極端に見られるのがこのタイプの特徴なので好き嫌いが分かれる部分もあります。まだあまりなじみの薄いタイプだけに実際に使ってみたうえで判断するのが賢明でしょう。

パウダー(粉)タイプ洗顔料のメリット パウダー(粉)タイプ洗顔料のデメリット

・防腐剤などの添加物が不使用
・最小限の刺激で洗顔できる

・固形石鹸よりも泡立てるのに手間がかかる
・泡立ちがあまり良くないものもある

ジェルタイプの洗顔料のメリット・デメリット

洗顔料だけでなくクレンジングでもジェルタイプが注目されています。そのメリットはなんといっても使い心地のよさ、爽快感でしょう。清涼感はこのタイプならではの魅力です。

ジェルタイプは摩擦がかかりにくい

ジェルタイプの洗顔料のメリット・デメリット

フォームタイプと同じようにチューブから手にとって使う形のため、必要に応じて足しながら使っていけるメリットも持ち合わせています。しかもフォームタイプの場合に比べてより量を調節しやすい特徴もあります。

 

ジェル独特の厚みと感触も洗顔料として使用するうえでの重要なメリットです。適度な厚みで指で肌を擦ることなく洗っていくことができるので摩擦の刺激を避けることができます

 

固形石鹸のように泡立てるのに手間がかかることもなく、フォームタイプのように泡立ちをよくするために添加物を使用するといったこともありません。

 

泡立ちを気にすることなく丁寧に汚れを落としていくことができるのは摩擦の刺激が気になる年齢肌・乾燥肌にとって大きな魅力となるでしょう。泡立てるための化学成分以外でもフォームタイプに比べて添加物の量が少ないのもポイントです。

 

こうしてみると非常に魅力的な選択肢に見えますが、いくつかのデメリットと注意点もあります。まず洗浄力そのものが少し弱いこと。泡の吸着力で落とすわけではないので汚れを落とす力はフォームタイプや固形石鹸タイプに比べるとやや劣ります。

ジェルタイプは洗浄力が弱い面も・・

ジェルタイプの洗顔料のメリット・デメリット

また毛穴の奥の汚れを落としにくい点も要注意、ターンオーバーの乱れで角質が蓄積している、または毛穴を詰まらせてしまっている方には十分な洗顔効果が得られない可能性もあります。

 

ただその一方で強すぎる洗浄力で肌に負担をかけてしまうリスクが少ない面もあるため、自分の肌に向いているかどうかをよく検討したうえで判断する必要もあります。

 

もうひとつジェルタイプならではの注意点として挙げておかなければならないのは製品によって内容がかなり異なる点です。とくに水分をベースとしているか油分をベースとしているかで洗浄力や肌への影響が大きく違ってきます

 

水分量が多いタイプは爽快感と低刺激が魅力な一方で洗浄力がやや劣るのに対して油分が多いタイプは洗浄力に優れている一方肌に負担をかける可能性があります。

 

ジェルタイプだからといって必ずしも低刺激で肌に優しいとは限らず、逆に洗浄力に劣るとも限らないわけです。

 

ですからジェルタイプを選ぶ際には基本的なメリット・デメリットの特徴を踏まえつつも製品ごとによくチェックして自分に向いているかどうかを判断する心がけが必要でしょう。

ジェルタイプ洗顔料のメリット ジェルタイプ洗顔料のデメリット

・適度な厚みで摩擦による刺激が抑えられる
・フォームタイプに比べて添加物の量が少ない

・洗浄力そのものが少し弱い
・毛穴の奥の汚れを落としにくい

60代で使いたい洗顔料>>